JavaScriptライブラリ「React」のサーバコンポーネントについて、CVSS(v3.1)10.0の極めて危険な脆弱性が確認され、JPCERT/CCの脆弱性情報でも今後の悪用が危惧されています。
(2025/12/5現在:https://www.jpcert.or.jp/newsflash/2025120501.html)
本脆弱性は、攻撃者がReact Serverコンポーネントの関数エンドポイントに送信されたペイロードをデコードする方法の欠陥を悪用し、細工したHTTPリクエストを送信することで、認証されていないリモートコードの実行を可能にするものです。該当のパッケージを使用している場合、速やかなアップデートが必要です。
詳細および対策についてはこちらをご確認ください。
参考URL:https://react.dev/blog/2025/12/03/critical-security-vulnerability-in-react-server-components
参考:
本脆弱性に依存する形で、Webアプリケーションフレームワーク「Next.js」についても速やかなアップデートが求められています(https://nextjs.org/blog/CVE-2025-66478)。
※Next.jsの脆弱性についてCVE-2025-66478として扱われた情報もありますが、cve.orgではCVE-2025-55182に統合されています(https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-66478)。
2025/12/11追記:
2025/12/9(当記事掲載後)に、IPAからも本脆弱性について緊急の注意喚起が行われました。
https://www.ipa.go.jp/security/security-alert/2025/alert20251209.html

